全館空調のカビ対策のやり方ですが、基本は定期的なダクト部分のお掃除となります。ビルなどは定期的なメンテナンスが、ダクト部分に必要だと浸透していますが、いわゆる普通のオフィスや個人のマイホームについても同じ様なカビ対策が必要です。

設置後、およそ10年が経過したら専門業者に相談してお掃除をしなければいけません。次に全館空調の設備本体や換気関連の部分の熱交換の部位も、同様に点検し、もし問題が見つかれば早めに改善した方が、カビ対策には効果的です。長期間にわたり利用している物は交換してみるのも良い選択肢となります。

各部位を放置し続けるとカビが発生しやすい環境になり、せっかく取り付けた全館空調のメリットが裏目に出ます。また稀な事例ですが、マイホームやオフィスの内装の施工が、正しく行われておらず、結露や湿気が発生しやすい環境に置かれていると、カビ発生のリスクが高まります。この場合は、早めのリフォーム工事が必要です。