最近の新築住宅や住宅展示場にある、モデルハウスなどを見学しますと、耐震性や耐火性などの構造的な部分を強化した家を多く見かけます。少し前までなら、家はデザインされた外観や、使いやすい間取りからおしゃれなインテリアなどが、注目されていましたが、最近は家本来の機能などに関心が集まっています。銀行の融資審査基準なども、申込み本人の収入だけでなく、担保物権としての家の構造的な価値のウエイトを高める傾向があります。日本では木造の家の寿命が30年程度と言われており、耐震性や耐火性などの構造面が基準値よりも低い家が多く残っています。住み慣れた古い家にリフォームなどで構造面の強化を施すことも可能ですが、相当の費用が必要になり、それなら思い切って新築に建替える選択をする人が増えてきています。建替えで新築住宅を手掛ける場合には、出来るだけ多くのハウスメーカーや工務店などのモデルハウスを見ながら、業者側とさまざまな話をする事です。業者の独自の工法や技術の中から、自分に合った家づくりや、手掛けてくれる業者選びにつながる一番の近道です。