地震に対する強さを示す耐震等級

住宅を新築する際、気になるのが地震に対する安全性ですが、その耐震性能には「耐震等級」という基準が設けられています。
国が定めた「地震に対しての強度」をランク分けした指針ですが、地震の被害はいろいろの条件が複雑に絡んできますのであくまでも目安と解釈した方が良いです。
具体的な内容ですが大雑把な言い方をすると、等級1は、震度5程度の地震では建物が壊れず、震度6~7程度の地震では建物がつぶれない強度で、等級2は、1の地震の1.25倍に耐えられる強度、等級3は1.5倍に耐えられる強度ということになります。
なお、等級1は一般的な住宅に適応される建築基準法で想定されている基準でもあります。日本の住宅は基本的に耐震性能が高い傾向があるので、等級1であれば基本的な工法に簡易的な検討を加える程度でクリアが可能ですが、等級2以上の住宅を建てる場合は設計段階から構造計算をしっかり行って計画を立てることが必要になります。

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