いい家の条件「建築家」

夢のマイホーム、新築・注文住宅を建てる際、困るのがどこに依頼するか。建築事務所・ハウスメーカーでは納得できない、画一的なデザイン・プランばかり提出される…という方には建築家に依頼することをおすすめします。それぞれの建築家によって個性・得意とするスタイルがあり、それがあなたのご希望にぴったりマッチングするなら、それこそ願ったり叶ったりですよね。しかし、難しいのは建築家の善し悪しがなかなか分かりづらい点が挙げられます。良い建築家とは、いったいどういうものなのでしょうか。選び方・判別する際のポイントを見ていきましょう。
お家を作る際は、建築家が作るのではなく、もちろんあなただけで作るのではなく、建築家とあなた(依頼主)の共同作業となるわけです。なので、コミュニケーション能力の高さがまず第一のチェックポイントとなります。いかに芸術性が高いお家でも、肝心な依頼主の希望は和風でバリアフリーを望んでいるのであれば、全くの見当違いとなってしまいます。これは極端な例であったとしても、例えばあなたが「窓をこれだけ広くとりたい」と思っても、耐震の面で考えると希望の間取りでその面積の窓は厳しい、となった場合にそれをしっかりと伝え、納得できる説明ができなければ満足の行く家作りは不可能です。同じように、工務店や他業者へのやりとりもきちんと行えるかどうかもここで全て分かります。
次に、得意分野が合致しているか、という点です。言わずもがな、北欧風のカントリー調を希望しているのに、純和風を得意とする建築家に頼むなんてムダですよね。過去の事例を見せてもらい、しっかりと判断しましょう。
そして、信頼に足る人間か、という点。見積もりの金額・作業内容が明確か、スケジュール管理はきちんとしているか、また質問に対しての回答が的確か、といった点で見て、信用できるかどうかがすぐ分かるはず。あとは、個人的な好みも入れていいと思います。腕はいいし、デザインも素敵、価格も良いけど、人間的に合わない、という場合、長く付き合っていくのですから、せっかくのお家作りもだんだん苦痛になってきます。必ず個人的な直感にも頼るようにしましょう。

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